石を投げられて目が覚めた

英検1級合格までの道のりと英語な日々徒然

英検1級のハナシ~10年以上が無駄~

今日は英検1級の話。

まず、そもそもなぜ私が英検1級合格にずっとこだわったか。

固執とも執念ともいえるほど、どうしてそんなに欲しい資格だったか?

 

それは通訳案内士試験突破が目標だったから。

 

今はTOEICなんかも試験免除の対象になっているけれど、当時は英検1級を持っていないと英語の試験は免除されなかった。

 

ご存知、通訳案内試験って、科目がたくさんあって、しかも難易度も恐ろしく高い。合格率は10%前後。

 

だからまずは英語からつぶして、そうしたら他の科目にもう少し時間を書けられるかなと。

 

しかし、甘かった・・・

 

英検1級ってまず求められる語彙力は10,000~15,000。

だけじゃなく、時事問題もある程度の知識がないと読解問題で躓く。

 

20代に3回ぐらい受けて不合格。

もちろん、正社員で仕事しながら、しかも毎晩終電の日々で勉強は週末に集中してやるというパターン。

落ちることがストレスになって、いったん「やってらんないー」と諦めました。

 

しかも、私の場合、いつもあと1~3点ぐらいで第1次試験合格。

その壁が何回受けてもどうしても越えられない・・・

 

今思えば、いちばんいけなかったのは

『攻略方法をまったくわかっていなかった』

ってこと。

 

要は「相手」のことをまったくわかっていない。

 

私、40代女子ですが、幼き頃はもっぱらゲーム三昧の日々だったので、あえてゲームに例えます。

 

つまり、自分にとってのラスボスが誰なのかわからないまま、そこらにいる敵とだけ無駄に戦い、時間切れ目前。

 

やっとラスボスらしき相手(単に体が他の敵より大きいという理由でラスボスだろうというだけ)と戦い始める。

 

ほんで、死んでからクッ〇じゃなくてミニクッ〇だったのかよーみたいな。

とにかくすべてが残念。 

 

しかし、時間もなければ、相手の弱点、どこに何をすればいいかを考えないで来たもんだからそりゃ死ぬよね・・・というパターン。

 

で、いい加減このパターンを繰り返してるんだからさっさと気づくべきところ。

 

なんだけど、本人はとにかく遠くのゴール(=英検1級合格)しか見えてない。

 

出産後、少し時間ができたり、子どもが小さいうちは自分の英会話教室開いたりで、英語に触れる時間を少し取り戻したことで、自分はできるはずと勘違いをし、1年ぐらい勉強してまた受ける。

 

もちろん不合格。

改善ないままに無駄に勉強しているから。

 

それで2回ぐらい受けた後で、やっと「今のやり方が違うからだ」と気付く。

(おそっ。)

 

って、ここまでフツーに軽く10年以上過ぎてるね( ノД`)シクシク…

一度英検のことをすっかり忘れようと何年か過ごしてるとはいえ、20代初めから始めて気付いたら30代突入してもうたという恐ろしい顛末に君は耐えられるか。

 

そうまるで、20代で出会って好きになった男を忘れてるふりをしながら、結局片時も忘れられず他の男(TOEIC)で気を紛らわし、やっぱり忘れられないわと戻ってきたら、あらまあ、私もう30代も半ば寸前じゃないって。

くどい表現だけどそれくらいアホな時間の過ごし方でした。

 

それまでに投じたお金は人生のレッスン料として割り切ることにしても、やっぱりもどってこないのはその時間。

 

考えたら、落ちるたびに「プロセスが大事。」「不合格だったけど無駄じゃない。」むりやりただのポジティブちゃん。

 

今振り返るとしかしただの負け惜しみちゃん。

 

このマインドがとにかくいけなかった!

 

で、まず何をやったか?

 

そこからはもう時間を無駄にしないでとにかく「受かる」にフォーカスすることに。

 

そして、己を知る前に、相手を徹底的に研究することにしたのだった・・・

 

(つづく)